2021.06.25 02:31「正欲」安全と欲望の間の境界線専任の大学の教員となって2年目を迎えた。私のいる大学は、研究機関というより教育機関の色が強い。だから、社会や地域の問題解決の前に、学生の問題解決を行うことが多くなる。学生の問題解決が、社会や地域の問題解決につながると考えているから、大学側の意向とマッチしているし、そのために力を注ぎ込むことは、苦にならない。苦にならないからこそ、沼にハマる。ものすごい深い泥沼なんだけど、沼がほんのり温かいからさらに居心地が良くなる感覚さえある。ちょっとした覚醒感さえも感じてしまう。まあ、充実しているということだ。という背景があるため、私は非常に忙しい。47年間生きてきて、その履歴を振り返っても、ここまで忙しかった経験はない。サラリーマンだったころは、あまりにも仕事が順調...
2020.09.23 16:19友人との永遠のお別れ古くからの友人でもあり、ビジネスパートナーでもあった谷口正人さん(谷口一刀さん)が亡くなった。享年47歳だった。彼との出会いは、私がリクルートに在籍していたときに、WEBコンサルティングのデザイナーという肩書きでのお付き合いだった。カスタマー導線を最大限に活かすための方法として彼が提案する内容と、社内プロデューサーのこだわりとの軋轢で、なんども衝突があり、結局うまく行かない結果で、その折衷案になったことにより、逆に操作性が悪くなった結果は差しおき、彼の素朴でストレートな着眼点は、実に面白くて、個人的にも興味を持ち、その後、よく仕事以外で会うようになった。彼は、その後ライブドア、LINEと転職をして、クリエイターとして活躍をした。いくつか本も出版し、そし...
2020.03.05 05:21中学生が捉えるSDGs東京都板橋区にある区立西台中学校は、ユネスコスクールチャレンジ校としてSDGsの理解、普及活動に取り組み、将来にわたって一人一人がよりよい暮らしができる持続可能な社会を築いていく力を身につけていけることを目指す公立の中学校です。2020年2月にemmyWashの取り組みを交えた講演の機会をいただき、西台中学校にお邪魔してきました。校舎内には、生徒がグループで調査したSDGsのレポート展示が並び、学校内の主要箇所にSDGsテーマのステッカーが貼られ、学校生活を通じて、将来の持続可能な社会実装と接続できる仕掛けづくりを行っていました。消費者が企業と向き合う時に、その企業の姿勢や考え方までを価値として交換する時代にきています。私たちが10年後、100年後どの...